推理小説

推理小説 (河出文庫)

推理小説 (河出文庫)

  • 読み出しからいきなりはまる。
  • 雪平夏見のキャラクターよい。
  • 神保町の出版社や三省堂が出てくる。
  • 出版界の裏事情も出てきて興味深い。
  • 殺人現場から遠ざかるとき、警察とすれ違ったら、野次馬を装い興味深そうに警官を見つめる。俯かない。
  • 説明的な振る舞いは下品に思えて仕方ない。(P.104 取り調べ中のセリフ)
  • 才能のない人間に批評は無意味だ。(P.228)
  • 謎解きや結果よりも、プロセスや会話・描写を楽しむタイプの小説。
  • 作者・秦建日子さんは子で終わるが男性。

影踏み

影踏み (祥伝社文庫)

影踏み (祥伝社文庫)

  • 推理小説とはこのことか。今まで読んだのは推理小説ではなかった。
  • 自分は泥棒の話が好きだということに気が付いた。
  • たとえば伊坂幸太郎に出てくる泥棒が観察したり考察したりするシーンが好き。
  • 警察に職質されそうな場合、ポケットのドライバーは茂みに捨てる。
  • 双子の弟が死んでいて、生前取り合った女性が久子。リアルなハードボイルド版「タッチ」みたい。
  • 主人公は男らしい。かっこいい。
  • 忍びのプロ。ノビ師。ノビカベ。
  • しかし、双子の弟が泥棒をしていたことから、自分も泥棒をしている。
  • そこには屈折した事情が。
  • 弟の罪を希釈するかのように自分も罪を重ねる。それは岩月謙司の言う親子関係の行動学に通ずるところがある。
  • 子供にクリスマスプレゼントを届ける優しい面もあり。
  • ノビ師ならではのすごみ「覚えておけ、俺はいつだってお前の寝室に忍び込めるんだ。」
  • ラストは母親への憎しみだと思っていたものが、弟への嫉妬と母親への愛情であったことに気づく。奥深い。

家守綺譚

家守綺譚

家守綺譚

  • 不思議な夢をみているような小説。
  • 設定は明治の頃?
  • 文体が独特で心地よい。
  • 非日常的日常
    • 掛軸から出てくる死んだ友人、高堂。
    • サルスベリの木に詩を聞かせる
    • ゴローは仲裁役。
    • カッパとその抜け殻
    • 人魚の鮎
    • カワウソに騙される。
    • 虫屋はカワウソの親戚。
    • 小鬼
  • yom yomで紹介されていて、読む気になった。
  • 西の魔女が死んだ」と同じ作者
  • 共通のテーマ見つけた。
    • 森のざわめきに耳を傾けてはダメと魔女のおばあちゃんに教えられるシーンがある。
    • 自然の中の不思議な力が共通のテーマ。

となり町戦争

となり町戦争 (集英社文庫)

となり町戦争 (集英社文庫)

  • 日常に戦争がふと入り込む。戦争のリアルってこういうことなのかもしれない、と思えた。
  • 角度を変えれば物事の捉え方は変わる。価値観も変わる。
  • 香西さんは柴咲コウのイメージだと思ったら、帯の映画化ワンシーンの写真をみてガッカリ。
  • なぜ戦争をするのか、納得できる説明はない。
  • この作家の他の作品を読むことはたぶんないだろう。

できる人の勉強法

読んだ本のことを書いてみようと思います。
読んだ本の中から、実践すべきことや、ためになったこと、覚えておきたいこと等、本から得たものを箇条書きにしていきます。

できる人の勉強法

できる人の勉強法

  • 浪人したおかげで予備校の講師と出会い、自分にあった勉強法を習得でき、人生を変えることができた。
  • 「いつか〜をやってみたい」は「永遠にやらない」と同義語。「死ぬまでやらないけど、いつか〜をやってみたい」と言い換えてもいい。
  • 新しいことはbeaten trackを出たときにしか始まらない。
  • 「とりあえず」という気楽な気持ちで最初の一歩を踏み出せばいい。
  • はじめてみて自分に向いてなければやめればいい。
  • 最初のステップを踏み出せば50%のステップが終わったのと同じ。
  • 向いているものを見つけたら、徹底的に一羽目の兎を追う。一羽目をしとめたら二羽目は楽。
  • 睡眠時間を削っても能率は下がるだけ。
  • カメはウサギに勝てない。ウサギになる。
  • 時間対効果を上げる勉強法。
    • お 音読 覚えたいことは徹底して声にだす
    • け 健康 早起き・朝食・排便
    • の 能率 ノート作りは「作業」であり「勉強」ではない。「勉強」とは訓練と暗記。良い教材があればそれを購入し「作業」時間を節約し、その教材を使って訓練を暗記を行う。
    • き 興味 たのしめることを取り込む。
    • も 目標 何のためにやっているか常に意識する。こじつけでよい。目的もなくテレビを見ている時間は死んでいる。
  • 一日30秒でもいいから毎日続ける。
  • 30分集中してやって、ちょっと休む。その繰り返し。
  • 暗記したければ500回でも1000回でもやる。
  • スパイラル方式暗記術。特に期限があるとき有効。
  • エビングハウス忘却曲線
  • 参考書は最初は薄いものから。
  • 整理されたノートを作るのは無駄。ノートには覚えることしか書かない。「1対1ノート術」
  • 携帯できる手帳がお奨め。
  • HDRでニュースをみる。
  • iPodで勉強。
  • 書店にこまめに立ち寄り情報収集する。
  • 徹底的に自分は成功すると信じ込む。
  • 「〜になる」と口に出して何度も唱える。
  • 精神的な反省はマイナスしか生まない。技術的な反省はプラスにつながる。
  • 失敗を前向きに捉える。「神様が今の自分には失敗させてくれたんだ。」
  • あれもやらなければこれもやらなければ→何かひとつに集中して勉強する
  • マイナス思考にとらわれたら「エポケ」と10回唱える。
  • 勉強したことは、その人に付加価値を与え、収入をアップする。
  • 10万円あったら9万円を自分の脳みそに投資する。
  • ネガティブな人からは離れる。
  • 怠け者からは離れる。